慶應義塾大学泌尿器科学教室のホームページをご覧いただきありがとうございます。私どもは質の高い医療を皆様に提供するために、様々な工夫をしながら取り組んでいます。泌尿器科診療は近年めまぐるしい発展を遂げている分野です。高齢化社会を迎え、前立腺肥大症、前立腺癌といった高齢者特有の疾患を抱える泌尿器科の需要は今後さらに増加すると考えられます。腎臓がん、尿路上皮がん(膀胱がん、腎盂がん、尿管がんが含まれます)、前立腺がん、精巣がんなどの悪性腫瘍を扱うだけでなく、良性疾患として、腎不全(人工透析)、腎移植、副腎腫瘍、尿路感染症、尿路結石症、神経因性膀胱、前立腺肥大症、尿失禁、ED、不妊症などの治療を行っています。私どもは泌尿器科学の体系として慶應独自の「1+3」構造(詳細は卒後教育の項目をご覧下さい)を提唱し、多岐にわたる泌尿器科疾患にくまなく対応し、連携をとりながら、患者様にご納得の頂ける質の高い医療を提供できるよう努力しています。2009年10月からは小児泌尿器チームを発足させ、先天性水腎症、尿道下裂、膀胱尿管逆流症、停留精巣、ウイルムス腫瘍など幅広い小児疾患に対しても対応が可能となりました。

患者様に優しい低侵襲治療として、副腎腫瘍、腎臓がん、前立腺がんに対しての腹腔鏡下手術を精力的に推進しています。腹腔鏡下前立腺全摘除術は既に800名を超える治療実績をあげ、全国一です。前立腺肥大症に対する新しい手術方法であるTUEBも当科が開発しました。2008年より我が国では、転移を伴う腎がんの治療は分子標的薬が主流となりました。分子標的治療の理論的根拠は長年にわたり私どもの研究が貢献したこともあり、分子標的治療を積極的に行っています。

北里柴三郎初代医学部長は基礎医学的研究と臨床との融合を唱えられました。当教室では、患者様から発せられる臨床での問題の解決を基礎的研究に求め、その成果を臨床に反映する相方向的研究を推進しています。幅広い疾患にくまなく対応している結果として、泌尿器科の中で、分野融合的なユニークな研究を行っています。基礎研究と臨床研究の成果は世界に向けて公表し、泌尿器科学における指導的立場を担ってきました。

私どもスタッフ一同が情熱を傾けていることとして教育があります。泌尿器科学の特殊性とやりがいを説きながら個別に指導し、若い医師が成長していくのを喜びとしております。

外来受診、入院案内、専修医募集、個別の疾患情報は項目を立てておりますのでご利用をお願い申し上げます。このホームページが皆様のお役に立てることを切に願っております。

泌尿器科学教室
教授 大家基嗣