特殊外来

ED(男性性機能)外来

(第2、第4土曜日午後 担当医:菊地栄次・安藤利行)

勃起不全(ED)、射精障害、男性更年期障害を中心に診療します。

EDとは「満足な性交渉をするために十分な勃起を発現できない、あるいは維持できない状態」を言います。日本においてはおよそ1000万人前後のED患者さんがいると推測されています。加齢、心因性要因で発症することもありますが、生活習慣病と関連して起こりえます。高血圧、糖尿病、高脂血症、虚血性心疾患などと併発します。また近年は前立腺治療後に起こるEDの診療が増えています。治療法としてはまず薬物治療が第一選択となります。PDE-5阻害剤であるバイアグラ®、レビトラ®、シアリス®を処方します。有効率は60〜80%です。大切な点は、これらの薬剤を使用するにあたり、他の薬剤との併用禁忌、注意を守ること、副作用の発現に十分注意すること、使用方法をきちんと守ることにあります。当外来では血液検査、尿検査、心電図検査、他の薬剤の服用状況などを調べた上で処方します。

男性更年期障害とは日本で言う正式名はLOH(late-onset hypogonadism)のことで、加齢によるアンドロゲン低下により起こる臓器機能低下をさします。具体的にはリビドー(性欲)と勃起能の低下、認知力の低下、うつ症状、睡眠障害、筋力低下などの症状が起こります。診断は遊離テストステロンの測定が中心となります。上記症状を有し、遊離テストステロンが8.5ng/ml未満の場合は男性ホルモンの補充療法を第一に行います。8.5〜11.8mg/mlの場合は症状の程度、治療の有用性をお話した上で、男性ホルモンの補充療法を行います。男性ホルモンの補充療法の適応外としては前立腺癌、中等度以上の前立腺肥大症、多血症、重症な肝機能、腎機能障害、心不全などがあります。したがって男性性機能外来では血液、尿検査などを中心に補充療法の適応の有無を判断します。

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