当科の臨床研究へのご協力のお願い

慶應大学医学部泌尿器科教室では研究機関として今後の医療の発展に役立てるため、様々な臨床・基礎研究を実施しております。患者さんの診療に直接影響しない下記の研究に関して、主に診療録のデータを集積・解析して研究を行っております。当院の倫理委員会の承認の下、患者さんのプライバシーに充分配慮した上で実施しております。これらのデータを学会発表や論文の発表に貴重なデータとして利用させていただくことがございます。ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。なお、下記の研究へのご協力を希望されない場合は、担当医までお知らせください。

課題名

倫理申請研究

課題名:前立腺癌患者の諸症状のデータ解析とステロイドプロファイルの臨床的意義の検討

前立腺癌細胞の治療法のひとつとして、男性ホルモンを調節することで、前立腺癌細胞をコントロールするホルモン療法があります。しかしながら、一部の細胞は男性ホルモンがなくても成長することができるように変化し、ホルモンの調節で癌細胞のコントロールができなくなることが認められております。またホルモン療法は、男性ホルモンのバランスを崩すこととなり、体がだるかったり、急に体が熱くなったりするといった症状が出現します。これは男性更年期といわれる症状と似ております。

そこで今回我々は、前立腺癌の患者様の全体的なステロイドの環境を把握し、ホルモン療法が効かなくなるメカニズム、男性更年期のような症状と前立腺癌治療との関係を明らかにしようと考えております。前立腺癌の患者様を対象として、採血および尿検査にて各種ホルモンを検査します。また更年期障害、あるいは全体の満足感に関するアンケートを行います。手術が行われる患者様の場合には、採取された組織の余剰分の一部を詳しく調べさせていただきます。

本研究に関してご説明の後、文書にて同意が得られた方のみの参加となります。この研究に参加されない場合でも、今後の治療に関して何ら不利益を受けることはありません。現在の治療法の中で、あなたにとって最善と考えられる治療を行います。本研究における患者様のデータは匿名化され厳重に管理され、患者様の個人情報は一切公表されません。患者様が研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合は連絡下さい。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 研究責任医師 菊地 栄次
 電話03-5363-3825

課題名:腎細胞癌における予後予測因子の解析

このたび当院では、上記のご病気で入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた下記の研究を実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。この研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨、泌尿器科医局03-5363-3825までご連絡をお願いします。

1 対象となる方

西暦2013年10月28日までの間に、泌尿器科にて腎細胞癌の治療のため入通院し、治療を受けた方

2 研究課題名

腎細胞癌における予後予測因子の解析

3 研究実施機関

慶應義塾大学病院泌尿器科

4 本研究の意義、目的、方法

腎細胞癌の治療として外科的切除(腎摘除術)が行われます。今回、この治療の長期間での効果を判定するため、当科への最終通院までの期間などを調べることとなりました。

5 協力をお願いする内容

診療録情報(当院への通院期間等)を利用させて頂きます。

6 本研究の実施期間

倫理委員会で許可された日 〜 2018年12月31日(予定)

7 プライバシーの保護について

  1. 1) 本研究で取り扱う患者さんの個人情報は、氏名と患者番号のみです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。
  2. 2) 本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものかわからないデータ(匿名化データ)として使用します。
  3. 3) 患者さんの個人情報と匿名化データを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また、研究終了時に完全に抹消します。
  4. 4) なお連結情報は当院内のみで管理し、他の共同研究機関等には一切公開いたしません。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 研究責任医師 大家 基嗣
 電話03-5363-3825

課題名:腎瘻カテーテルに関する合併症の検討

腎瘻は水腎症を解除する目的で造設される処置の一つです。造設時にカテーテルを留置しますが、尿管閉塞の解除が困難な場合にはこのカテーテルの継続的な交換が必要となり、当科においては一般的に4週間毎に透視下に腎瘻カテーテルの交換を行っています。この過程において、頻度はまれですが一定の確率で腎瘻カテーテルに関する合併症が起こりえます。特に、腎盂カテーテルの脱落は、放置しておくと腎不全が進行してしまうことから緊急でカテーテルの再挿入、もしくは腎瘻の再造設を行う必要があり、泌尿器科的緊急事態の一つです。

本研究では、腎瘻カテーテルの交換をを施行されてきた患者さんを対象に、腎瘻カテーテル交換に関係する情報を後ろ向きに収集・解析することで、腎瘻カテーテルの合併症を防ぐ一助となることが期待されます。本研究のために追加の診察・検査を行うようなことはございません。患者様のデータは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から研究への不参加を申し出ていただいた場合にはデータを使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合はご連絡下さい。この臨床研究に参加するかどうかは、患者様の自由意思であり、同意しない場合で も、患者様やそのご家族が不利益を受けることは決してありません。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 研究責任医師 大家 基嗣
 電話03-5363-3825

課題名:膀胱全摘除術、腎尿管全摘術、経尿道的膀胱腫瘍切除術が施行された患者の予後マーカーならびに薬剤耐性因子に関する検討

局所で進行性した尿路上皮癌(いわゆる膀胱・腎盂尿管がん)の治療は、切除を基本とした外科的治療が標準として行われます。しかし術後に再発する症例も多く、再発後の有効な治療手段の確立が依然求められております。当教室においては、尿路上皮癌に対する治療成績の向上のために、尿路上皮癌の悪性化に関与する因子や薬剤治療耐性機構の研究を進めています。今までの我々の検討から、治療抵抗性の要因として、尿路上皮癌細胞における生存シグナルの変化や、幹細胞性マーカー、血管新生などのがん組織の栄養状態の調節機構の関与しているのではないかと考えております。そこで、2012年3月までの間に膀胱全摘除術、腎尿管全摘術、経尿道的膀胱腫瘍切除術を施行した患者様の余った病理標本を用いて、これらの発現の変化を検討しようと考えております。そのため、患者様の手術時の余った病理標本や診療記録からわかる情報(年齢・既往歴・薬剤内服歴・CTやMRI等の画像所見・病理組織学的診断結果等)を用いることがあります。

本研究は患者様への直接的な利益・不利益はありません。手術から得られた残存検体を用いて行うので、新たな身体的御負担もありません。また患者様の試料やデータは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から申し出ていただいた場合には試料やデータを使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合はご連絡下さい。この臨床研究に参加するかどうかは、患者様の自由意思であり、同意しない場合でも、患者様やそのご家族が不利益を受けることは決してありません。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

患者様の希望により、他の被験者の個人情報保護や、この臨床試験の独創性の確保に支障のない範囲内で、この研究の方法に関する資料(研究実施計画書)を入手または閲覧することができます。ご希望の場合には下記、本研究実務責任者までご連絡ください。本研究結果の開示がご希望の場合も、同連絡先までご連絡ください(研究結果は検討に時間を要しますのですぐにはお伝えできません。しかし患者様からの希望があれば、いずれわかりやすい形でご説明致します)。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 小坂 威雄
 電話03-5363-3825

課題名:急性前立腺炎における重症化予測因子の検討

急性前立腺炎の多くは抗菌薬の内服による外来治療が可能ですが、稀に重症化して敗血症やショックを呈することがあります。しかしながら本症の診断基準や、重症度判別基準は確立されておりません。本研究では、当院にて急性前立腺炎と診断された患者様を対象に、受診時の各種所見を統計学的に比較・検討し、重症化を予測する因子を明らかにすることを目的としております。当院で前立腺炎の治療を受けた患者様の受診時の記録より、年齢、各種診察所見、検査所見を収集し、統計学的に解析を行います。本研究のために追加の診察・検査を行うようなことはございません。患者様のデータは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から研究への不参加を申し出ていただいた場合にはデータを使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合はご連絡下さい。この臨床研究に参加するかどうかは、患者様の自由意思であり、同意しない場合でも、患者様やそのご家族が不利益を受けることは決してありません。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 大家 基嗣
 電話03-5363-3825

課題名:急性精巣上体炎における重症化予測因子の検討

急性精巣上体炎の多くは抗菌薬の内服による外来治療が可能ですが、稀に重症化して敗血症やショックを呈することがあります。しかしながら本症の診断基準や、重症度判別基準は確立されておりません。本研究では、当院にて急性精巣上体炎と診断された患者様を対象に、受診時の各種所見を統計学的に比較・検討し、重症化を予測する因子を明らかにすることを目的としております。当院で精巣上体炎の治療を受けた患者様の受診時の記録より、年齢、各種診察所見、検査所見を収集し、統計学的に解析を行います。本研究のために追加の診察・検査を行うようなことはございません。患者様のデータは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から研究への不参加を申し出ていただいた場合にはデータを使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合はご連絡下さい。この臨床研究に参加するかどうかは、患者様の自由意思であり、同意しない場合でも、患者様やそのご家族が不利益を受けることは決してありません。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 大家 基嗣
 電話03-5363-3825

課題名:腎瘻カテーテルの合併症に関する検討

腎瘻は閉塞性尿路疾患において、腎機能を維持する目的で一時的もしくは永久的に尿路の閉塞を解除する目的で行われる、泌尿器科領域では一般的な処置の一つです。腎瘻造設後は腎瘻に留置したカテーテルの管理および定期交換が必要となります。腎瘻カテーテルに関連する様々な合併症は患者の生活の質の低下につながっていますが、その詳細に関しては不明な点が多いのが現状です。

そこで当院で腎瘻造設の手術およびその後のカテーテル交換を行った患者様を対象に、過去の患者様の診療データにもとづき腎瘻カテーテルに関連する合併症について検討しております。研究のために、当院で腎瘻造設の手術およびその後のカテーテル交換を受けられた患者さんの診療記録、画像データを用いることがありますが、患者様の情報は匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から申し出ていただいた場合には情報を使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合は御連絡下さい。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データの使用を拒否するとの御希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 松本 一宏
 電話03-5363-3825

課題名:単孔式およびReduced Port腹腔鏡手術の手技、安全性および有用性についての検討

単孔式およびReduced Port腹腔鏡手術を受けた方の診療情報を用いた上記の研究を実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。この研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨、泌尿器科医局03-5363-3825までご連絡をお願いします。

1 対象となる方

西暦2009年12月1日より2014年12月31日までの間に、泌尿器科にて副腎腫瘍、腎臓腫瘍、後腹膜腫瘍の治療のため入院し、単孔式およびReduced Port腹腔鏡手術を受けた方

2 研究課題名

単孔式およびReduced Port腹腔鏡手術の手技、安全性および有用性についての検討

3 研究実施機関

慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室・慶應義塾大学病院泌尿器科 滋賀医科大学泌尿器科学講座・滋賀医科大学病院泌尿器科

4 本研究の意義、目的、方法

泌尿器科領域において、腹腔鏡手術は良性および悪性の腎?副腎疾患をはじめ、前立腺癌や膀胱癌等、現在広く用いられている標準術式の1つです。近年、さらなる整容性の向上と侵襲の軽減が期待される新たな術式として、単孔式腹腔鏡手術が登場しました。欧米を中心に報告が増加している単孔式腹腔鏡手術ですが、日本においても当院をはじめ急速に普及してきており、その安全性と有用性についての実態を把握する必要があります。ご協力頂けた患者様の年齢、各種診察所見、検査所見を収集し、統計学的に解析を行います。また他施設での単孔式腹腔鏡手術の結果とも合わせて解析することにより、より信憑性のある同手術の実態が解明されることと予想されます。

5 協力をお願いする内容

ご協力頂けた患者様の受診時の診療録を閲覧させていただきます。本研究のために追加の診察・検査を行うようなことはございません。

6 本研究の実施期間

西暦2015年2月1日 〜 2020年3月31日

7 プライバシーの保護について

  1. 1) 本研究で取り扱う患者さんの個人情報は、氏名と患者番号のみです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。
  2. 2) 本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものかわからないデータ(匿名化データ)として使用します。
  3. 3) 患者さんの個人情報と匿名化データを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また、研究終了時に完全に抹消します。
  4. 4) なお連結情報は当院内のみで管理し、他の共同研究機関等には一切公開いたしません。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 松本 一宏
 電話03-5363-3825

課題名:JMTO PCa10-01(ホルモン不応性前立腺癌患者に対するドセタキセルとデキサメタゾンによる併用療法の有効性・安全性の検討)の予後調査

このたび当院では、上記のご病気で入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた下記の研究を実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。この研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨、泌尿器科医局03-5363-3825までご連絡をお願いします。

1 対象となる方

西暦2011年8月11日より2012年6月15日までの間に、泌尿器科にて前立腺癌の治療のため入通院し、ドセタキセルとデキサメサゾンによる併用療法を受けた方

2 研究課題名

JMTO PCa10-01(ホルモン不応性前立腺癌患者に対するドセタキセルとデキサメタゾンによる併用療法の有効性・安全性の検討)の予後調査

3 研究実施機関

慶應義塾大学病院泌尿器科 奈良県立医大泌尿器科 大阪府立成人病センター泌尿器科 名古屋大学医学部附属病院泌尿器科 京都大学医学部附属病院泌尿器科 近畿大学医学部附属病院泌尿器科 帝京大学医学部附属病院泌尿器科 東京慈恵会医科大学附属病院泌尿器科 横浜市立大学附属病院泌尿器科 JCHO東京新宿メディカルセンター泌尿器科

4 本研究の意義、目的、方法

JMTO PCa10-01試験(ホルモン不応性前立腺癌患者に対するドセタキセルとデキサメタゾンによる併用療法)では有効性と安全性の評価が行われました。今回、この治療の長期間での効果を判定するため、当科への最終通院までの期間などを調べることとなりました。

5 協力をお願いする内容

診療録情報(当院への通院期間等)を利用させて頂きます。

6 本研究の実施期間

倫理委員会で許可された日 〜 2018年12月31日(予定)

7 プライバシーの保護について

  1. 1) 本研究で取り扱う患者さんの個人情報は、氏名と患者番号のみです。
    その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。
  2. 2) 本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものかわからないデータ(匿名化データ)として使用します。
  3. 3) 患者さんの個人情報と匿名化データを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また、研究終了時に完全に抹消します。
  4. 4) なお連結情報は当院内のみで管理し、他の共同研究機関等には一切公開いたしません。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 水野  隆一
 電話03-5363-3825

課題名:尿路結石に対する治療効果予測モデルの作成

尿路結石に対する治療方法は、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)、経尿道的結石砕石術(TUL)、経皮的砕石術(PNL)と大きく分けて3つの方法があります。しかしどの治療法がそれぞれの患者様にとって最も適切であるのかの判断は、ときに非常に難しいことがあります。もし各治療法による成功率や合併症の発症率を前もって予測することができれば、治療方針の決定の際、大いに参考になるものと考えられます。そこで本研究では、これまで結石治療が行われた患者様の結石の位置・大きさ等のデータをもとに、砕石成功率や合併症発症率を予測する手法を確立することを目的としております。

当院で結石治療をされた患者様の診療記録からわかる情報(年齢・既往歴・薬剤内服歴・CTやMRI等の画像所見・治療経過等)を用いさせていただきます。本研究のために追加の診察・検査を行うようなことはございません。患者様のデータは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から研究への不参加を申し出ていただいた場合にはデータを使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合はご連絡下さい。この臨床研究に参加するかどうかは、患者様の自由意思であり、同意しない場合でも、患者様やそのご家族が不利益を受けることは決してありません。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 松本 一宏
 電話03-5363-3825

課題名:去勢抵抗性前立腺癌に対するエンザルタミド、アビラテロン、カバジタキセルの投与効果の検討

前立腺癌は、本邦において男性の悪性腫瘍として近年最も増加している癌種で、2020年には男性悪性腫瘍罹患率1位になることが予想されています。現在、根治が不能な前立腺癌患者さんに対しては薬物によって男性ホルモンを去勢域まで下げる内分泌療法が広く行われていますが、その奏功期間は限られており、多くの患者さんにおいて前立腺癌の再燃を認め、去勢抵抗性前立腺癌と呼ばれる状態となります。経口アンドロゲン受容体阻害薬エンザルタミド(商品名イクスタンジ)、アンドロゲン合成阻害薬アビラテロン(商品名ザイティガ)、抗がん剤カバジタキセル(商品名ジェブタナ)は、去勢抵抗性前立腺癌に対しても有効であることが明らかとなり2014年からは日本でも承認され、使用可能となりました。しかしながら、本邦でのこれら薬剤の至適容量や投与順序は未だ確立しておりません。また、高齢者に対する有効性・安全性に関する根拠も不足しています。そこで、当院では本邦におけるエンザルタミド、アビラテロン、カバジタキセルが投与された患者を対象として、至適投与量・投与方法、および高齢者における安全性・有効性について過去の患者さんの診療データに基づき検討しています。本研究は患者様への直接的な利益・不利益はありません。

研究のために、当院でこれらの薬剤の投与を受けられた患者様の診療記録、画像データを用いることがありますが、患者様のデータは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から研究への不参加を申し出ていただいた場合にはデータを使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合はご連絡下さい。この臨床研究に参加するかどうかは、患者様の自由意思であり、同意しない場合でも、患者様やそのご家族が不利益を受けることは決してありません。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 小坂 威雄
 電話03-5363-3825

課題名:経尿道的内視鏡手術の合併症に関する検討

膀胱癌の治療である、経尿道的内視鏡手術において合併症は一定の確率で起こります。保存的に経過をみることのできる軽症のものから、再手術を必要とするものまで存在します。本研究において、現在まで発生した経尿道的内視鏡手術に関する合併症の詳細を改めて検証し、その予防に生かしたいと考えております。具体的には当院泌尿器科において経尿道的内視鏡手術を受けました患者様の診療記録、画像、病理学的診断のデータを改めて確認させて頂き、集積した上で合併症の発生と関連する臨床の因子を検討したいと考えております。

本研究は患者様への直接的な利益・不利益はありません患者様のデータは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から研究への不参加を申し出ていただいた場合にはデータを使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合はご連絡下さい。この臨床研究に参加するかどうかは、患者様の自由意思であり、同意しない場合でも、患者様やそのご家族が不利益を受けることは決してありません。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

患者様の希望により、他の被験者の個人情報保護や、この臨床試験の独創性の確保に支障のない範囲内で、この研究の方法に関する資料(研究実施計画書)を入手または閲覧することができます。ご希望の場合には下記、本研究実務責任者までご連絡ください。本研究結果の開示がご希望の場合も、同連絡先までご連絡ください(研究結果は検討に時間を要しますのですぐにはお伝えできません。しかし患者様からの希望があれば、いずれわかりやすい形でご説明致します)。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 菊地 栄次
 電話03-5363-3825

課題名:BCG膀胱内注入療法患者に発生する過活動膀胱症状の重症度を予測する尿中マーカー同定の試み

BCG膀胱内注入療法は、膀胱粘膜にひそむ悪性度の高い上皮内癌の根治や、膀胱壁の筋肉に達していない表面的な早期の膀胱癌で再発するリスクが高い方に対する再発予防・進展抑制を目的として、経尿道的な腫瘍切除術後に行われる標準的な治療法です。一方でBCG膀胱内注入療法を行うと多くの患者様は、炎症や局所刺激によると思われる排尿時痛、また頻尿、尿意切迫感などの過活動膀胱(OAB)症状をおこします。このOABが生じる機序ははっきりされておらず、またその発症を予測するバイオマーカー(ある疾病の存在や進行度をその濃度に反映し、測定されるタンパク質等の物質)は現在まで同定されていないのが現状です。本研究の目的は、BCG膀胱内注入療法中の患者様において、尿中OABバイオマーカーを測定させていただき、排尿関連の質問票を用いてOAB症状と関連があるかどうか、また注入後にOAB症状が出現する患者様を予測する検査として有用であるかどうかを検討することです。

本研究に関してご説明の後、文書にて同意が得られた方のみの参加となります。この研究に参加されない場合でも、今後の治療に関して何ら不利益を受けることはありません。現在の治療法の中で、あなたにとって最善と考えられる治療を行います。本研究における患者様のデータは匿名化され厳重に管理され、患者様の個人情報は一切公表されません。患者様が研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合は連絡下さい。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 菊地 栄次
 電話03-5363-3825

課題名:経尿道的膀胱腫瘍切除術、膀胱全摘除術時の病理組織における予後マーカーならびに薬剤耐性因子に関する検討

膀胱癌は治療後に再発を認める例が多く、一部は進行して膀胱をすべて取り除くといった手術が必要になる症例も認めます。本研究ではどのような症例において薬物治療(BCG膀胱内注入療法や抗癌剤治療)が無効であり、再発や進行を来たすのかを解析することを目的としています。本研究により、どのような症例においてBCGの膀胱内注入を行うべきか、どのような症例で抗癌剤治療を行う必要があるかが解明されることが期待されます。この研究では1982年1月から2014年12月にかけて慶應義塾大学病院泌尿器科において、経尿道的膀胱腫瘍切除術および膀胱全摘術が施行された患者様の手術時の余った病理標本や診療記録からわかる情報(年齢・既往歴・薬剤内服歴・CTやMRI等の画像所見・病理組織学的診断結果等)を用いさせていただきます。余った病理標本を用いて、BCG治療や抗癌剤治療抵抗性に関与している可能性のあるタンパク質を調べ検討させていただきます。本研究は患者様への直接的な利益・不利益はありません。また手術から得られた残余標本を用いて行うので、新たな身体的御負担もありません。患者様の試料やデータは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から申し出ていただいた場合には試料やデータを使用いたしません。もし患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合はご連絡下さい。この臨床研究に参加するかどうかは、患者様の自由意思であり、同意しない場合でも、患者様やそのご家族が不利益を受けることは決してありません。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 菊地 栄次
 電話03-5363-3825

課題名:副腎腫瘍に対する腹腔鏡下副腎部分切除術の有用性の検討

副腎腫瘍に対する腹腔鏡下副腎摘除術は、副腎腫瘍が存在する副腎を全部摘出するという術式で、現在、安全性の高い低侵襲手術として我が国では広く行われており、良性副腎腫瘍に対する標準術式となっております。

一方、副腎部分切除術という、副腎腫瘍のみを切除し摘出する術式は、現在では、両側性の良性副腎腫瘍の場合に行われており、一部の正常副腎組織を残すことによって、副腎機能の温存をはかり、生涯にわたるホルモン補充を回避することができます。また、副腎機能の温存は、副腎ホルモンが低下することによっておこる様々な症状を減らし、患者さんの生活の質を維持することができると考えられております。ただし、切除が不完全であり腫瘍が残存するリスクがないわけではありません。

副腎部分切除の適応のガイドラインはなく、未だに結論が出ていないのが現状です。原発性アルドステロン症という病気を引き起こす副腎腫瘍に対して施行された副腎摘除術と副腎部分切除術が、手術に関するリスクに差がなく、血圧コントロールといった治療効果についても差を認めなかったことが2011年に海外で報告されました。また、様々なタイプの副腎腫瘍に対する副腎部分切除術100例と副腎全摘術225例の比較がされ、やはり手術に関するリスクに差がないということが2004年に海外で報告されております。

本研究では、手術前に画像による副腎腫瘍の副腎における場所を詳細に見極め、副腎の静脈の血液を細い枝まで採取検討し、副腎部分切除が安全に施行することができると判断され、かつ副腎部分切除術を行うことに同意が得られた患者さんを対象として腹腔鏡下副腎部分切除術を施行します。また、以前および同時期に従来の通り副腎を全部摘出する腹腔鏡下副腎摘除術を施行した患者さんのデータを用いて比較を行うことにより、副腎腫瘍に対する腹腔鏡下副腎部分切除術の有用性を検討いたします。

2001年1月から2018年9月までの間に、当院泌尿器科にて副腎腫瘍に対する腹腔鏡下副腎摘除術の治療を受けた患者さんへ診療記録、画像、組織診断、採血、採尿等のデータの提供をお願いしております。データは匿名化され厳重に管理され、患者さんの個人情報は一切公表されません。また、本研究では、御協力頂きました患者さんに不利益・費用が生じることはございません。患者さんのデータは慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室にデータを集積して検討を行う予定です。本研究の結果は学会発表や論文という形で公表されますが、患者さんの個人情報は一切公表されません。
本研究の実施期間は、当院の倫理委員会による許可日〜2018年 9月 30日を予定しております。研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとのご希望がある場合はご連絡ください。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 森田 伸也
 電話03-5363-3825

課題名:ヒト副腎組織におけるアルドステロン・コルチゾール産生異常の病態解明と診断法

副腎は、アルドステロンとコルチゾールというステロイドホルモンを産生することにより、生命維持に重要な役割を果たしています。しかしながら、ヒトの病気の中には、これらのホルモンが過剰に分泌したり不足したりする病気があります。私たちは、こうした病気の原因を解明するために、副腎の組織の中でそれらのホルモンがどのように作られているかを調べています。この研究課題では、1980 年 1 月 から 2014年 5 月までの間に、(1)副腎摘出術を行った患者さん、(2)腎がんの手術と同時に副腎を摘出した患者さん、(3)解剖を行われた患者さん、の診療記録、画像、病理学的診断、余った病理検体のデータを用いることがあります。なお、本課題には病理検体からDNAを取り出して遺伝子を対象とする解析が含まれます。ここで検討する遺伝子異常は、後天的に発生するものであり(体細胞変異といいます)、その遺伝子異常が親から子に遺伝することはありません。データは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者様から申し出ていただいた場合には、データを使用いたしませんのでご連絡下さい。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難であり、この場合、データを使用しないとの希望に沿えないことを御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 大家 基嗣
 電話03-5363-3825

課題名:ウロビジョンによる尿中細胞の染色体遺伝子異常の評価

本試験は多施設共同のウロビジョン(アボットジャパン株式会社)の国内臨床性能試験です。

現在、膀胱がん検査は、膀胱鏡による診断と尿細胞診による判定が一般的です。尿細胞診は、尿中のがん細胞を外見上の違い(大きさ、かたち等)により診断する検査です。しかし検査には熟練した技術が必要で、観察者の技能と経験に左右されるところがあり問題点とされています。ウロビジョンは尿中の細胞の外見上の違いだけでなく、今まで判らなかった遺伝子や染色体の異常について調べることで診断を行うことを目的とした検査です。ウロビジョンでは膀胱がんで異常が起きるとされている4種類の染色体および遺伝子を尿を使って検査することにより、患者さんに精神的・肉体的負担を与えることなく、より効率的かつ正確な膀胱がんの診断が可能です。既に米国では膀胱がん患者の再発診断に使用する診断薬として、2001年より臨床現場において広く使用されています。

本研究の目的は、ウロビジョンにて4種類の染色体および遺伝子異常を検出することが、膀胱がんの診断においてどれくらい効果的であるかを確認することです。本研究に関してご説明の後、文書にて同意が得られた方のみの参加となります。この研究に参加されない場合でも、今後の治療に関して何ら不利益を受けることはありません。現在の治療法の中で、あなたにとって最善と考えられる治療を行います。本研究における患者様のデータは匿名化され厳重に管理され、患者様の個人情報は一切公表されません。患者様が研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合は連絡下さい。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 菊地 栄次
 電話03-5363-3825

課題名:腹腔鏡下手術における皮膚表面接着剤(DERMABONDTM)を用いた臍形成術の検討

腹腔鏡下手術ではおなかにポートと呼ばれる筒を挿入し、このポートを介して手術用のカメラやハサミを入れることによって手術を行います。こうすることで、従来のおなかを切る手術に比べて傷を小さくして手術を行うことができます。この際、ポートを臍の部分に入れることにより、さらに傷を目立たなくすることができます。臍の傷を閉じる際は、溶ける糸(vicrylTMやPDSTM)で縫うことで臍を再び作り直します。これにより、傷が目立たないように臍を作ることができます。しかし、傷の感染や臍の突出(「でべそ」のような状態)、傷の痛みなどの合併症をきたすことがあります。これに対し、臍を作る際に医療用の接着剤(DERMABONDTM)を用いることでよりきれいに臍を形成できる可能性、手術後の感染や臍の突出を防ぐことができ、傷の痛みを減らす可能性があります。本研究では、臍の部分からポートを挿入して腹腔鏡下手術を施行予定の患者さんを対象とし、臍を作る際にDERMABONDTMを使用する人と使用しない人の2つのグループに分け、DERMABONDTMの有用性を調べることを目的としています。研究の対象となる患者さんには、担当医より説明があり、同意を得られた患者さんのみ研究への参加となります。

この臨床研究に参加するかどうかは、患者さんの自由意思であり、同意しない場合でも、患者さんが不利益を受けることは決してありません。また、研究の参加に同意した後でも、患者さんの自由意思により、いつでも同意を撤回することができ、臨床研究を中止することができます。遠慮なく担当医にお知らせください。途中でやめたことで、患者さんが不利益を受けることはありません。

本研究に参加される患者さんを対象として、手術データ、一般診療にて施行される採血、生活一般QOL (Quality of Life: 生活の質)に関連するアンケートを包括的に集積します。DERMABONDTMの使用の有無はランダムに決定されるため、患者さんが選ぶことはできません。本研究への参加により特別に外来受診回数が増えたり、採血等の検査実施回数が増えることはありません。また、本研究への協力には研究協力費の支給や医療費の減免などはありません。DERMABONDTMを使用した方の利益としては術後の傷の治りがきれいになり、感染などのリスクが低くなる可能性があります。不利益としては皮膚のかぶれをおこす可能性があります。

本試験の結果は直接に患者さんご本人に有益な情報をもたらす可能性は低いかもしれませんが、アンケート結果および検査結果はご自身の状況をより正確に把握できると共に、将来的の医学の発達に貢献する可能性があります。

個人のプライバシーの保護には最大限の努力が払われ、個人情報が利用され、個人の名前や住所などが明らかになることはありません。また、この研究結果が論文や学会で発表される場合でも、あなたの氏名やイニシャルなど個人を特定できるものは一切公表いたしません。

この研究についてお聞きになりたい点がありましたら担当医にご遠慮なく質問し、説明を受けてください。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 宮嶋 哲
 電話03-5363-3825

課題名:尿路上皮がん(膀胱・腎盂尿管がん)治療のため当院に入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた臨床研究(膀胱全摘術、腎尿管全摘術、経尿道的膀胱腫瘍切除術が施行された患者の予後予測因子の検討)に対するご協力のお願い

・本研究の意義、目的、方法

局所で進行した尿路上皮がん(膀胱・腎盂尿管がん)の治療は、切除を基本とした外科的治療が標準ですが、術後再発する症例も多く(術後5年再発率は膀胱がん:30-50%、腎盂尿管がん:30-40%)、再発予測と共に再発後の有効な治療手段の確立が求められています。しかし手術治療が行われた尿路上皮がんの再発には多くの因子が複雑に関係しており、未だ正確な再発・進行予測は難しい病気と考えられております。今回我々は、慶應義塾大学病院泌尿器科において尿路上皮がんの診断の下、手術治療(膀胱全摘除術、腎尿管全摘術、経尿道的膀胱腫瘍切除術)を施行した症例の予後因子の検討を考えております。また、本研究は多施設共同研究として慶應義塾大学病院泌尿器科にデータを集積して予後因子の解析を予定しており、参加施設には当教室関連施設である済生会中央病院泌尿器科・さいたま市立病院泌尿器科・東京歯科大学市川総合病院・川崎市立病院等を予定しています。

・協力をお願いする内容

慶應義塾大学病院泌尿器科で1985年から現在までの間に手術治療を受けられた尿路上皮がん(膀胱がん・腎盂尿管がん)患者様の、日常診療で得られた診療情報(年齢・既往歴・薬剤内服歴・CTやMRI等の画像所見・病理組織学的診断結果等)の提供をお願いしております。

本研究は患者様への直接的な利益・不利益はありません。この研究につきまして患者様から研究への不参加を申し出ていただいた場合にはデータを使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合はご連絡下さい。また、この臨床研究に参加するかどうかは、患者様の自由意思であり、同意しない場合でも、患者様やそのご家族が不利益を受けることは決してありません。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて国内あるいは世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

患者様の希望により、他の被験者の個人情報保護や、この臨床試験の独創性の確保に支障のない範囲内で、この研究の方法に関する資料(研究実施計画書)を入手または閲覧することができます。ご希望の場合には下記、問い合わせ先までご連絡ください。本研究結果の開示がご希望の場合も、同連絡先までご連絡ください(研究結果は検討に時間を要しますのですぐにはお伝えできません。しかし患者様からの希望があれば、いずれわかりやすい形でご説明致します)。

・プライバシーの保護について

本研究で取り扱う患者様の個人情報は、氏名と患者番号のみです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。本研究で取り扱う患者様の診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものかわからないデータ(匿名化データ)として使用します。患者様の個人情報と匿名化データを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また、研究終了時に完全に抹消します。なお連結情報は当院内のみで管理し、他の共同研究機関等には一切公開いたしません。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 菊地 栄次
 電話03-5363-3825

課題名:分子標的治療が施行された転移/再発性腎細胞がん患者の予後解析(多施設後方視的観察研究)

転移あるいは再発性腎細胞がんの治療はこれまで、インターフェロン・インターロイキン2によるサイトカイン療法がその中心を担ってきました。しかし近年は、腫瘍自身や腫瘍への栄養血管(血管内皮細胞)を標的とした分子標的治療薬(チロシンキナーゼ阻害薬またはmTOR阻害)の開発を契機に、特に本邦では2008年に保険承認されて以降、本薬剤が「根治切除不能又は転移性の腎細胞癌」治療への第一選択となっております。今回我々は、分子標的治療を施行した転移/再発性腎細胞がん症例の予後予測因子の検討を考えております。このため慶應義塾大学病院泌尿器科で2008年から2013年までの間に分子標的治療受けられた患者様の診療記録、画像、病理学的診断のデータを用いることがあります。
本研究は患者様への直接的な利益・不利益はありません患者様のデータは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から研究への不参加を申し出ていただいた場合にはデータを使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合はご連絡下さい。この臨床研究に参加するかどうかは、患者様の自由意思であり、同意しない場合でも、患者様やそのご家族が不利益を受けることは決してありません。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。
患者様の希望により、他の被験者の個人情報保護や、この臨床試験の独創性の確保に支障のない範囲内で、この研究の方法に関する資料(研究実施計画書)を入手または閲覧することができます。ご希望の場合には下記、本研究実務責任者までご連絡ください。本研究結果の開示がご希望の場合も、同連絡先までご連絡ください(研究結果は検討に時間を要しますのですぐにはお伝えできません。しかし患者様からの希望があれば、いずれわかりやすい形でご説明致します)。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 水野 隆一
 電話03-5363-3825

課題名:腎細胞癌の治療のため当院に入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた臨床研究
(手術治療を受けた腎細胞がん患者の予後予測因子の検討)

進行性腎細胞癌の治療は、切除を基本とした外科的治療が標準として行われます。しかし術後に再発する症例も多く、再発後の有効な治療手段の確立が依然求められております。当教室においては、腎細胞癌に対する治療成績の向上のために、腎細胞癌の悪性化に関与する因子や薬剤治療耐性機構の研究を進めています。今までの我々の検討から、治療抵抗性の要因として、癌細胞における生存シグナルの変化や、幹細胞性マーカー、血管新生などのがん組織の栄養状態の調節機構の関与しているのではないかと考えております。そこで、1998年4月-2013年3月までの間に腎摘除術を施行した患者様の病理組織検査の残余標本を用いて、これらの分子の腎細胞癌での発現状況と治療成績の関連を調べようと考えております。本研究は患者様への直接的な利益・不利益はありません。手術から得られた残余標本を用いて行うので、新たな身体的御負担もありません。また患者様の試料やデータは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から申し出ていただいた場合には試料やデータを使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合はご連絡下さい。この臨床研究に参加するかどうかは、患者様の自由意思であり、同意しない場合でも、患者様やそのご家族が不利益を受けることは決してありません。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。
患者様の希望により、他の被験者の個人情報保護や、この臨床試験の独創性の確保に支障のない範囲内で、この研究の方法に関する資料(研究実施計画書)を入手または閲覧することができます。ご希望の場合には下記、本研究実務責任者までご連絡ください。本研究結果の開示がご希望の場合も、同連絡先までご連絡ください(研究結果は検討に時間を要しますのですぐにはお伝えできません。しかし患者様からの希望があれば、いずれわかりやすい形でご説明致します)。

5 協力をお願いする内容

診療情報(年齢・既往歴・薬剤内服歴・CTやMRI等の画像所見・病理組織学的診断結果等)のデータ及び手術で摘出した病変のうち、病理組織検査の残余標本を使用させていただきます。

6 本研究の実施期間

西暦2014年 1月31日〜2019年 3月31日(予定)

7 プライバシーの保護について

  1. 本研究で取り扱う患者さんの個人情報は、氏名と患者番号のみです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。
  2. 本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものかわからないデータ(匿名化データ)として使用します。
  3. 患者さんの個人情報と匿名化データを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また、研究終了時に完全に抹消します。 なお連結情報は当院内のみで管理し、他の共同研究機関等には一切公開いたしません。
  4. なお連結情報は当院内のみで管理し、他の共同研究機関等には一切公開いたしません。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 水野隆 一
 電話03-5363-3825

課題名:‘ドセタキセル抵抗性前立腺癌に対するリバビリン併用ドセタキセル療法の有効性に関する臨床研究‘のお願い

ドセタキセルは、海外において去勢抵抗性前立腺癌を対象としたランダム化比較試験(TAX327試験)で生存期間の延長が検証された唯一の抗がん治療・化学療法で、現在では本邦も含め世界中で、進行性前立腺癌に対する標準治療として位置付けられ、広く施行されています。本邦においては、前立腺癌に対して2008年から認可され、日本中で日常診療において広く施行されている、安全性の確立した抗がん治療です。しかしながらドセタキセル療法を施行しても、はじめの段階から、もしくは何回か投与を繰り返すうちに、ドセタキセル療法に対しする効果が減弱し、耐性化を示すようになるため、その生命予後改善効果は限定的です。ドセタキセル療法に対し治療抵抗性となった場合、本邦において使用可能な有用な薬剤はないため、ドセタキセルの投与継続が不可能な場合を除いて、ドセタキセルの投与を継続するか、緩和医療に移行する選択肢しかないのが、現在の我が国の去勢抵抗性前立腺癌に対するドセタキセル療法後の進行した前立腺癌患者さんに対する医療の現況です。ドセタキセルに対し抵抗性の前立腺癌に対する治療法は未だ満足できる域では到底なく、今後、我が国においても患者の増加が予測されており、社会的にも大きな課題となってきています。このため、ドセタキセル療法抵抗性前立腺癌に対し、その抵抗性を減弱し、耐性を克服させることで、抗がん剤に対する感受性を回復させ、ドセタキセル療法の治療効果を改善することができる薬剤の登場が熱望されていますが、未だ実用の段階ではありません。当教室では、このような患者さんに対し、少しでも有用な治療方法を開発し提供したいとの願いから、長年に渡り研究を続けてきており、現在も粛々と研究を進めております。

今回、慶應義塾大学医学部泌尿器科教室と発生分化生物学、病理学教室ならびに産業総合研究所との共同研究によって、日常臨床において、既に広く使用され、ヒトに対する安全性が既に確立されている抗ウイルス薬であるリバビリン(商品名:コペガス)が、動物実験においてドセタキセル療法に対し抵抗性のある前立腺癌に対し有効性を示すことを発見しました(Kosaka T et al Cancer Science 2013)。本研究の成果は、ドセタキセル療法に対し抵抗性を示す患者さまにとって、リバビリンをドセタキセルと併用することで、治療抵抗性を減弱させることのできる可能性のある薬剤であること示唆しています。リバビリンは、C型肝炎の患者さまに対し、既に臨床上使用されている安全性の確立された薬剤であるため、他に治療法のないドセタキセル抵抗性・進行性前立腺癌に対し、比較的円滑に導入が可能な新規薬剤であり、ドセタキセル療法との併用薬として大変有用な治療戦略となり得ると考えています。しかしながら、ドセタキセル療法とリバビリンを併用して使用することについて、動物実験では効果と安全性については確かめられておりますが、実際に患者様に投与するのは今回が初めてであります。そこでドセタキセル療法抵抗性前立腺癌に対するリバビリン併用ドセタキセル療法の有効性と安全性の検討のために、本臨床試験を計画いたしました。この臨床研究に参加を希望される方は、試験担当医師にご相談ください。本試験の対象者としてふさわしいか否かを判断するための検査を行い、そこで得られた血清PSA値や臨床病期、全身状態などから本試験の候補となる方であることが判明した際、本試験に関するインフォームドコンセント(本説明を含む)を行い、同意が得られた際、速やかに本試験のリバビリン投与を開始します。他院で既にドセタキセル療法を行って、治療効果が十分でない方も、本試験の候補となる方であれば本試験に参加いただくことが可能です。その場合、他院での検査値の使用やホルモン剤などの投与状況や、投与前の患者さんの状態(生活の質や排尿状態)について患者さん、もしくは他院の担当医師に質問させていただき、本試験の情報として使用させていただくことになります。

詳細については、試験担当医師にご相談ください。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
 実務担当医師 小坂 威雄
 電話03-3353-1211, 03-5363-3825

課題名:低用量BCG膀胱腔内注入維持療法の再発予防効果ならびに安全性に関するランダム化比較試験

本試験は九州大学大学院医学研究院泌尿器科主導により行われる多施設共同の臨床研究です。
筋層非浸潤性膀胱腫瘍は全膀胱腫瘍の70-80%を占め、その初期治療として経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)が行われます。膀胱腫瘍は膀胱内再発の頻度が高く、また経過中に進行癌に進展する場合も少なくありません。TUR-BT 後に、再発予防を目的として、BCG の膀胱内注入が一般的に行われています。BCG の標準投与量は1回80mgですが、最近、低用量(通常の 1/2〜1/3 量)でもほぼ同等の有効性を保ちながら副作用を軽減できる可能性が示されてきました。また、TUR-BT 後に毎週1 回、合計6〜8 回のBCG 膀胱内注入療法(導入療法)を行った後、週1 回、合計3 回の注入療法を3〜6 ヵ月毎に1.5〜3 年にわたって継続する維持療法の有効性も報告されてきました。しかし、維持療法は副作用のため予定通りに注入療法を完遂できないことが多いことが問題とされています。
今回、中・高リスクの筋層非浸潤性膀胱腫瘍(Ta、T1)に対するTUR-BT 後に、標準量BCG 導入療法+低用量BCG 維持療法を行う方が、標準量BCG 導入療法単独(維持療法なし)より再発予防効果において優れていること、および低用量BCG 維持療法は安全性において大きな問題はないことを証明することを目的として、ランダム化比較試験を計画しました。通常の標準量 BCG 導入療法に低用量BCG 維持療法を継続追加することで、安全性に大きな支障なく、より高い再発、進展予防効果が得られることが証明されれば、今後の臨床においても意義のあることと考えます。本研究における患者様のデータは匿名化され厳重に管理され、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から申し出ていただいた場合には試料やデータを使用いたしません。患者様が研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合は連絡下さい。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 菊地 栄次
  電話03-5363-3825

課題名:筋層非浸潤性膀胱癌における予後予測因子の解析

膀胱癌は治療後に再発を認める例が多く、一部は進行して膀胱をすべて取り除くといった手術が必要になる症例も認めます。本研究では筋肉の層まで進行していない膀胱癌「筋層非浸潤性膀胱癌」を検討し、どのような症例が再発や進行を来たすかを解析することを目的としています。また、膀胱癌の治療を行った症例の一部は再発の予防目的でBCG(ウシ型結核菌)を膀胱内に注入する追加治療を行いますが、どのような症例において追加治療が効果的かを解析します。本研究により、どのような症例においてBCGの膀胱内注入を行うべきか、どのような症例で追加の手術を行う必要があるかが解明されることが期待されます。1982年1月から2013年6月までの間に、当院泌尿器科にて膀胱癌に対する経尿道的膀胱腫瘍切除術の治療を受け、筋層非浸潤性膀胱癌と診断された患者さんへ診療記録、画像、病理学的診断のデータの提供をお願いしております。データは匿名化され厳重に管理され、患者さんの個人情報は一切公表されません。また本研究は既存データを用いた後ろ向き観察研究であり、御協力頂きました患者さんに不利益・費用が生じることは御座いません。患者さんのデータは慶應義塾大学病院泌尿器科にデータを集積して予後因子の解析を行う予定です。解析の結果は学会発表や論文という形で公表されますが、患者さんの個人情報は一切公表されません。本研究の実施期間は2013年6月1日から2018年12月31日を予定しております。研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合は御連絡下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 菊地 栄次
  電話03-5363-3825

課題名:去勢抵抗性前立腺癌に対するドセタキセル療法に関する検討

前立腺癌は、本邦において男性の悪性腫瘍として近年最も増加している癌種で、2025年には男性悪性腫瘍罹患率1位になることが予想されています。現在、根治切除が不能な前立腺癌患者さんに対しては薬物によって男性ホルモンを去勢域まで下げる内分泌療法が広く行われていますが、その奏功期間は限られており、多くの患者さんにおいて前立腺癌の再燃を認め、去勢抵抗性前立腺癌と呼ばれる状態となります。ドセタキセルは、海外において去勢抵抗性前立腺癌を対象としたランダム化比較試験(TAX327試験)で延命効果が検証されたことから、現在では去勢抵抗性前立腺癌患者さんに対する標準治療として位置付けられています。本邦でも国内患者さんを対象とした第U相試験及びTAX327試験の結果に基づいて、去勢抵抗性前立腺癌患者さんに対して海外と同用量でのドセタキセルの使用が認可されています。しかし、日本人の体にあったドセタキセルの投与量・投与方法に関しては未だ十分な根拠が存在しません。また、前立腺癌の患者さんの多くは高齢者であり、75歳以上で初回治療が始まることも少なくありませんが、75歳以上の高齢者に対するドセタキセル有効性・安全性に関する根拠も不足しています。そこで、当院では本邦におけるドセタキセル療法の有用性について、過去の患者さんの診療データに基づき検討しています。研究のために、当院でドセタキセル療法を受けられた患者様の診療記録、検査データ、画像データを用いることがありますが、データは匿名化され厳重に管理されており、患者さんの個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者さんから申し出て頂いた場合には、データを使用いたしませんのでご連絡ください。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 小坂 威雄
  電話03-5363-3825

課題名:腎細胞癌に対する薬物治療の新たな治療標的の同定に向けた基礎研究

本試験は文部科学省からの委託研究であり、次世代がん研究戦略推進プロジェクトに属する多施設共同研究です。現在、進行性腎細胞癌に対する薬物療法は分子標的薬が主に使用されています。この研究では新たな分子標的を発見することを目標としています。具体的には、当院で手術治療を受けた患者様の摘出された癌組織の標本の一部を使用させていただきます。以下の項目を検討します。@癌組織と周囲の正常組織からDNAと呼ばれるものを取り出して、全遺伝子を解析対象とする研究を行います。A性別、手術時年齢、手術日、術式、などの情報も使用します。B@での解析で次世代の分子標的薬が標的とすべきものの候補となったものが実際の腎癌組織でどのように発現しているかを確認します。患者様の試料やデータは匿名化され厳重に管理されており、個人情報は一切公表されません。今回の研究@は全遺伝子を解析対象とする研究ですが、主にがん細胞での解析です。がん細胞そのものが親から子へ遺伝することはありません。解析結果は公的データベースに外部研究者からも利用可能な形で公開されますが、個人を特定できる情報は掲載されません。この研究につきまして患者様から申し出ていただいた場合には試料やデータを使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合は連絡下さい。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 水野 隆一
  電話03-5363-3825

課題名:前立腺全摘除術、前立腺針生検術、経尿道的前立腺切除術が施行された患者の予後マーカーならびに薬剤耐性因子に関する検討

前立腺癌は、西欧諸国において男性の罹患率1−2位の癌でありますが、検診の普及に伴い我が国においても前立腺癌の罹患率が上昇してきております。当教室においては、前立腺癌に対する治療成績の向上のために、前立腺癌の悪性化に関与する因子や薬剤治療耐性機構の研究を進めています。今までの我々の検討から、治療抵抗性の要因として、前立腺癌細胞における生存シグナルの変化や、幹細胞性マーカー、血管新生などのがん組織の栄養状態の調節機構の関与しているのではないかと考えております。そこで、2012年までの間に前立腺全摘除術・経尿道的前立腺切除術・前立腺針生検術を施行した患者様の余った病理標本を用いて、これらの発現を検討しようと考えております。そのため、患者様の手術時の余った病理標本や診療記録からわかる情報(年齢・既往歴・薬剤内服歴・CTやMRI等の画像所見・病理組織学的診断結果等)を用いることがあります。患者様の試料やデータは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から申し出ていただいた場合には試料やデータを使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合は連絡下さい。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 水野 隆一、小坂 威雄
  電話03-5363-3825

課題名:前立腺癌患者の診断、病期診断、予後診断における新しい血清マーカーの臨床的意義の検討

近年、前立腺癌は欧米と同様に本邦においても急激に増加しており、泌尿器科領域において極めて重要な疾患です。最近前立腺癌の早期診断における血清PSAの有用性が認められていますが、血清PSAが軽度上昇を示す場合には前立腺肥大症と癌との鑑別が困難で、その有用性には限界があると考えられています。近年、様々な研究から血液中の液性因子が前立腺癌の病態や転移、予後に関与している可能性が推測されてきていますが、診断的意義や予後との関連など十分な検討はなされておらず、有用な血清マーカーの同定が望まれています。そこで、当院で前立腺癌が疑われ、前立腺針生検を施行する患者さまを対象に、残余検体として保存されている血清を使用することによる血清マーカーの有用性について検討しています。研究のために、当院で前立腺針生検を受けられた患者さんの診療記録、画像データを用いることがありますが、データは匿名化され厳重に管理されており、患者さんの個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者さんから申し出ていただいた場合には、データを使用いたしませんのでご連絡ください。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 水野 隆一、小坂 威雄
  電話03-5363-3825

課題名:MRIによる前立腺癌の予後予測効果の検証

前立腺癌に対して腹腔鏡下前立腺全摘術を行う際に、病期診断の為MRIを用いて前立腺癌の進展度を評価していますが、一方でMRIの所見がどのようにその患者様の疾患特異的な予後に寄与するかについての十分な検討はなされていません。そこで当院で前立腺癌に対して手術治療を行った患者様を対象に、過去の患者様の診療データにもとづきMRIの有用性について検討しています。研究のために、当院で腹腔鏡下、及び開腹前立腺全摘術を受けられた患者さんの診療記録、画像データを用いることがありますが、患者様の情報は匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から申し出ていただいた場合には情報を使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合は御連絡下さい。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 水野 隆一
  電話03-5363-3825

課題名:腹腔鏡下前立腺全摘術後の鼡径ヘルニア発生率低下を目的とした予防術の有用性の検討

腹腔鏡下前立腺全摘術は、前立腺内に限局した前立腺癌に対する標準的な手術法として当施設では年間約150件が施行され、良好な成績、および制癌効果を収めています。前立腺全摘術の合併症として、正確な機序は解明されておりませんが、術後12-19%の症例に鼡径ヘルニアが発生すると報告されていますが、当施設の過去308例のデータにおいても8.3%に鼡径ヘルニアが発生しておりました。鼡径ヘルニア発生例では、手術を要することが多く、患者の生活の質の低下につながっているのが現状です。

鼡径ヘルニアを予防するために、開腹での前立腺全摘術では種々の鼡径ヘルニア予防術が報告されています。本研究では腹腔鏡下前立腺全摘術の際に鼡径ヘルニア予防術を施行し、過去に当院で腹腔鏡下前立腺全摘術を施行した群の鼡径ヘルニア発生率と比較し、予防術の有効性を検討することを目的としています。研究のために、患者様の診療記録、画像、病理学的診断のデータを用いることがありますが、データは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者様から申し出て頂いた場合には、データを使用いたしませんのでご連絡下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 宮嶋 哲
  電話03-5363-3825

課題名:上部尿路上皮癌に対し腎尿管全摘除術後に化学療法を施行した場合の、適切な抗癌剤投与量の判断基準、投与量と腫瘍関連予後や腎機能推移との関連性の検討

腎盂癌や尿管癌(上部尿路上皮癌と呼びます)に対する手術治療は、左右に一つずつある腎臓のうち、片側の腎臓と尿管を摘出する腎尿管全摘除術が主流です。手術後に、摘出検体の検査結果や再発等により抗癌剤の治療(化学療法)を施行する事があります。しかし、腎臓が片方しかないため、抗癌剤を減量したり使用できなかったりする場合があります。抗癌剤の適切な投与量の判断方法や、抗癌剤減量の有無による経過の差、腎機能の推移については十分に良くわかっておらず、今回の研究で詳細に検討したいと考えております。

そのため、慶應義塾大学病院泌尿器科において、1980年1月から2012年8月までの間に、上部尿路上皮癌と診断され、腎尿管全摘除術後に化学療法を施行した患者様の、既存の診療記録や検査結果からわかる情報(年齢・性別・既往歴・身長体重・全身状態・CTやMRI等の画像所見・血液検査所見・腫瘍状態・臨床病期・病理組織学的所見・化学療法施行方式・手術方式等)を用いることがあります。

患者様の情報は匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして患者様から申し出ていただいた場合には情報を使用いたしません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合は御連絡下さい。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 菊地 栄次
  電話03-5363-3825

課題名:チロシンキナーゼ阻害剤治療における新たな治療標的の同定、薬剤耐性の解明及び克服、有効性予測を可能にするゲノムプロファイルの同定

本試験は文部科学省からの委託研究であり、次世代がん研究戦略推進プロジェクトに属する多施設共同研究です。転移を伴う腎細胞癌は難治性であり、放射線、化学療法も無効です。新規治療薬である分子標的薬は、血管新生を抑制することで抗癌作用を有するものと考えられています。現在、分子標的薬治療で最も問題になっているのが二次耐性(当初は薬剤の治療効果があるが、その効果がなくなっていくこと)です。血管新生阻害効果を持つ分子標的薬が効かなくなる原因は不明のままです。本研究では主に腎細胞癌に対して分子標的薬治療を受けた後に手術を受けた患者様の摘出検体を用いた解析を予定しております。通常の病理組織学的検査に加え、次世代シークエンサーを用いて腫瘍組織のゲノミクス解析を行い、@新たな治療標的の同定、A薬剤耐性機序の解明、B有効性予測を可能にするゲノムプロファイルの同定、などを目的とします。本研究によって分子標的薬治療における二次耐性のメカニズムが明らかになり、新たな治療ターゲットが明らかになる可能性があります。

この研究のために慶應義塾大学病院泌尿器科で2012年までの間に腎細胞癌の手術を受けられた患者様の診療記録、画像、病理学的診断のデータ、手術で摘出した検体の一部を用いることがあります。データは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。患者様が研究の対象者となっているのかどうか知りたい場合や、研究の対象から除外して欲しいとの御希望がある場合は連絡下さい。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 水野 隆一
  電話03-5363-3825

課題名:ヒト副腎組織におけるアルドステロン・コルチゾール産生異常の病態解明と診断法

副腎は、アルドステロンとコルチゾールというステロイドホルモンを産生することにより、生命維持に重要な役割を果たしています。しかしながら、ヒトの病気の中には、これらのホルモンが過剰に分泌したり不足したりする病気があります。私たちは、こうした病気の原因を解明するために、副腎の組織の中でそれらのホルモンがどのように作られているかを調べています。この研究課題では、1980年1月から2009年3月までの間に、@副腎摘出術を行った患者さん、A腎がんの手術と同時に副腎を摘出した患者さん、B解剖を行われた患者さん、の診療記録、画像、病理学的診断、余った病理検体のデータを用いることがあります。データは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者様から申し出ていただいた場合には、データを使用いたしませんのでご連絡下さい。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難であり、この場合、データを使用しないとの希望に沿えないことを御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 中川 健
  電話03-5363-3825

課題名:Xp11.2転座腎細胞癌の診断と治療標的分子の同定

転移を伴う腎細胞癌は難治性であり、分子標的薬を中心とした全身療法が行われています。2004年にWHOの腎細胞癌の分類にXp11.2転座腎癌が追加されました。この病気はXp11.2の転座によって引き起こされるTFE3遺伝子の癒合に関連する腫瘍であり、小児や若年に発生し、予後不良とされています。原発巣の病理が淡明細胞型や乳頭状の腎細胞癌と診断されていた症例であっても、プレパラートを再検するとXp11.2転座腎癌が疑われる症例が散見されます。現在までに、進行性のXp11.2転座腎癌に対する確立された全身療法のエビデンスはありません。実際の臨床の現場ではソラフェニブ、スニチニブ、エベロリムス、テムシロリムスなどが主治医の判断で治療に用いられているのが現状です。しかしながら、Xp11.2転座腎癌においてそれらの分子標的薬がターゲットとする経路(血管内皮増殖因子(VEGF)による血管新生や哺乳類ラパマイシン標的蛋白質(mTOR)による細胞増殖)が活性化しているかは明らかにされていません。本研究ではXp11.2転座腎癌が疑われる症例の原発巣や転移巣の切除切片を用いたTFE3の免疫染色による確定診断と、Xp11.2転座腎癌におけるVEGF経路やmTOR経路などの活性化の状態を免疫染色にて検討します。本研究によってXp11.2転座腎癌で発現しているシグナル伝達経路が明らかになり、どの分子標的薬がターゲットしているかが明らかになる可能性があります。このため慶應義塾大学病院泌尿器科で2012年までの間に腎細胞癌の手術を受けられた患者様の診療記録、画像、病理学的診断のデータ、手術で摘出した検体の一部を用いることがあります。データは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者様から申し出ていただいた場合には、データを使用いたしませんのでご連絡下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 水野 隆一
  電話03-5363-3825

課題名:腎細胞癌における分子標的薬治療の組織学的な治療効果の解析

腎細胞癌は腎臓に最も高頻度に発生する悪性腫瘍であり、近年増加傾向にあります。転移を伴う腎細胞癌は難治性であり、放射線、化学療法も無効です。新規治療薬である分子標的薬は、血管新生を抑制することで抗癌作用を有するものと考えられています。この様に分子生物学の進展に伴って腎細胞癌の臨床現場にも次々と分子標的薬が登場することが予想されます。しかしながら分子標的薬による治療では、癌が小さくならなくても効果が現れている場合が少なくありません。そのため、こうした薬剤の治療効果判定には従来の抗癌剤とは異なる評価法が必要であると考えられます。そのためには分子標的薬治療後の腫瘍の評価が必要です。そこで、分子標的薬治療後に原発巣あるいは転移巣の切除が行われた検体の病理学的検索を行い、組織学的効果判定および腫瘍血管の阻害効果を評価することを行なっています。現在、分子標的薬治療で最も問題になっているのが二次耐性(当初は薬剤の治療効果があるが、その効果がなくなっていくこと)です。血管新生阻害効果を持つ分子標的薬が効かなくなる原因は不明のままであり、この研究によって分子標的薬の二次耐性のメカニズムが明らかになるかもしれません。このため慶應義塾大学病院泌尿器科で2012年までの間に分子標的治療後に腎細胞癌の手術を受けられた患者様の診療記録、画像、病理学的診断のデータ、手術で摘出した検体の一部を用いることがあります。データは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者様から申し出ていただいた場合には、データを使用いたしませんのでご連絡下さい。

 

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 水野 隆一
  電話03-5363-3825

課題名:CURE study;尿路上皮癌に対する化学療法における治療前腎機能評価法に関する多施設観察研究

本試験は筑波大学腎泌尿器外科主導により行われている多施設共同の臨床研究です。

本邦では現在、浸潤や転移を有する進行性の尿路上皮癌(膀胱癌、腎盂癌、尿管癌)の治療としてはシスプラチンを含む多剤併用の化学療法が標準的な治療法として行われております。化学療法の種類としては2009年度の本邦ガイドラインにおいて最も推奨されている化学療法として M-VAC療法やGC療法が使用されています。しかし進行性尿路上皮癌を有する症例は、原疾患ならびに高齢、前治療としての腎臓摘除手術等の影響により、化学療法前に腎機能障害を認める例が多く存在します。また、シスプラチンを含む化学療法により更なる腎機能の悪化を生じ、治療の継続が困難となることもあります。現在、腎機能が低下した症例ではシスプラチンの減量やシスプラチンを含まない他の化学療法への変更を余儀なくされています。しかしシスプラチンの減量を必要とする腎機能低下の基準の設定については明確な見解がないのが現状です。

今回、進行性尿路上皮癌に全身化学療法が実施された過去の大規模な患者治療記録より、患者の化学治療前の腎機能の評価法、およびそれぞれの評価法の下での基準値の状況から、治療開始後の化学療法の変更状況、治療の効果、有害事象発生頻度、生存率などの現状を明らかにし、これらの検討することより、今後の治療・研究に資する知見を導くことを目的としています。

本研究に際し、慶應義塾大学病院泌尿器科で2004年1月1日から2010年12月31日までの間に尿路上皮癌に対して全身投与の化学療法を施行された患者様の診療記録、画像、病理学的診断のデータを用いることがありますが、データは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者様から研究に用いてほしくないとご連絡いただきました際はデータを使用いたしません。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 菊地栄次
  電話03-5363-3825

課題名:限局性前立腺癌における、前立腺生検時の前立腺内線維化と前立腺摘除術時間との関連性の検討

限局性前立腺癌に対する前立腺全摘除術は標準治療の一つとして世界でも広く施行されております。特に腹腔鏡下の前立腺全摘除術は当院において年間100例以上施行されており、最も多い術式です。腹腔鏡下の前立腺全摘除術は前立腺周囲の組織の状態により手術の時間が変化すると臨床経験上考えられております。前立腺生検時の組織内線維化と手術時間に関連性があるかどうか研究するため、当院で2000年から2012年3月までの間に前立腺生検及び前立腺全摘除術を施行された患者さんの診療記録、画像、病理学的診断、余った病理検体のデータを用いることがありますが、データは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者様から申し出ていただいた場合には、データを使用いたしませんのでご連絡下さい。ただしこの研究内容が学会発表や論文等にて世界に公表された後には、その公表を撤回するのは現実的に困難でありますので、データを使用しないとの希望に沿えませんので御了承下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 宮嶋 哲
  電話03-5363-3825

課題名:腹腔鏡下前立腺全摘術後のリンパ嚢腫の発生予防に関する検討

前立腺癌に対して腹腔鏡下前立腺全摘術を行う際に、所属リンパ節である閉鎖リンパ節の郭清を同時に行います。閉鎖リンパ節郭清によって前立腺癌の進展度を正確に把握することが可能となりますが、一方で骨盤内にリンパ液がたまるリンパ嚢腫の原因となります。リンパ嚢腫の感染は外科的処置や長期入院を必要とすることが多く、患者様の生活の質(QOL;Quality of life)を低下させる原因となります。また、深部静脈血栓症の危険性を増大させる可能性も指摘されています。
以前は腹腔鏡手術においてリンパ節郭清を超音波凝固切開装置および電気メスを用いて行っていましたが、リンパ嚢腫の発生予防を期待して最近では血管シーリングデバイスを使用しています。ただし、血管シーリングデバイスのリンパ嚢腫の予防効果については十分な根拠は存在しません。
そこで当院では血管シーリングデバイスの有用性について、過去の患者様の診療データにもとづき検討しています。研究のために、当院で腹腔鏡下前立腺全摘術を受けられた患者様の診療記録、画像データを用いることがありますが、データは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者様から申し出ていただいた場合には、データを使用いたしませんのでご連絡ください。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 宮嶋 哲
  電話03-5363-3825

課題名:限局性前立腺癌に対する前立腺摘除術の周術期成績・予後予測因子の検討

限局性前立腺癌に対する手術は、開腹手術が長年、標準的な治療として施行されてきました。しかし身体への侵襲の低い腹腔鏡下前立腺摘除術が普及し、本邦においても既に多くの病院で施行されています。当院では限局性前立腺癌に対する標準術式として年間約150件の同手術を施行しております。しかし、腹腔鏡下前立腺摘除術の周術期成績(手術時間、出血量、合併症、術後在院期間など)の予測因子、PSA再発、および生命予後への影響について、詳細かつ十分な知見は未だ得られていません。よって本来であれば、手術のリスク、制癌効果、および生命予後を患者様一人一人に設定し提示した上で、手術方法を選択して頂くべきではありますが、現状はそれに至っていません。今回、限局性前立腺癌に対する周術期成績に影響を与える危険因子、そして術後PSA再発・生存を予測する因子の解析を予定しております。このため、当院で2000年から2012年3月までの間に限局性前立腺癌に対し前立腺摘除術が施行された症例の診療記録、画像、病理学的診断のデータを用いることがありますが、データは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者様から申し出ていただいた場合には、データを使用いたしませんのでご連絡下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 宮嶋 哲
  電話03-5363-3825

課題名:上部尿路上皮癌術後の再発予測因子及び再発後の予後予測因子の解析を目的とした国際間多施設共同研究への参加

上部尿路上皮癌は比較的頻度が少なく、膀胱癌を含めた全尿路上皮癌の約5%を占めるとされます。局所進行性上部尿路上皮癌の治療は膀胱部分切除を含めた腎尿管全摘術が標準治療として施行されますが、術後に再発する症例も多く、この理由として@手術標本においてpT3以上が多くの症例に認められる、A少なくとも20-25%の症例が既に微小なリンパ節転移を認める等が考えられ、局所癌として手術が施行された症例であっても術後5年癌特異的生存率は60-80%と不良であります。

今回、上部尿路上皮癌における術後再発・生存を予測する予後因子の解析を検討しております。国際的な多施設における共同研究という形で行います。このため慶應義塾大学病院泌尿器科で1985年から2010年までの間に腎尿管全摘の手術を受けられた患者様の診療記録、画像、病理学的診断のデータを用いることがありますが、データは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者様から申し出ていただいた場合には、データを使用いたしませんのでご連絡下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 菊地栄次
  電話03-5363-3825

課題名:筋層非浸潤性膀胱癌における膀胱内再発及び腫瘍進展ノモグラム作成のための国際間多施設共同研究への参加

筋層非浸潤性膀胱腫瘍は全膀胱腫瘍の70-80%を占め、その初期治療として経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)が行われます。膀胱腫瘍は膀胱内再発の頻度が高く、また経過中に進行癌に進展する場合も少なくありません。各々の予測因子はこれまで多くの検討がなされ、浸達度(stage)・核異型度(grade)・腫瘍の大きさ・多発性・上皮内癌(CIS)の有無等が考えられています。しかし比較的長期の観察に基づく予後予測因子の解明には依然至っておらず、現在、国際間多施設共同研究による検討を予定しております。このため当院でTUR-BTの手術を受けられた患者様の診療記録、画像、病理学的診断のデータを用いることがありますが、データは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者様から申し出ていただいた場合には、データを使用いたしませんのでご連絡下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 菊地栄次
  電話03-5363-3825

課題名:腎尿管全摘術が施行された上部尿路上皮癌患者の予後予測因子の検討

上部尿路上皮癌は比較的頻度が少なく、膀胱癌を含めた全尿路上皮癌の約5%を占めるとされます。局所進行性上部尿路上皮癌の治療は膀胱部分切除を含めた腎尿管全摘術が標準治療として施行されますが、術後に再発する症例も多く、この理由として@手術標本においてpT3以上が多くの症例に認められる、A少なくとも20-25%の症例が既に微小なリンパ節転移を認める等が考えられ、局所癌として手術が施行された症例であっても術後5年癌特異的生存率は60-80%と不良であります。今回、上部尿路上皮癌における術後再発・生存を予測する予後因子の解析を検討しております。このため慶應義塾大学病院泌尿器科で1985年から2010年までの間に腎尿管全摘の手術を受けられた患者様の診療記録、画像、病理学的診断のデータを用いることがありますが、データは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者様から申し出ていただいた場合には、データを使用いたしませんのでご連絡下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 菊地栄次
  電話03-5363-3825

課題名:前立腺癌患者の予後診断における免疫組織染色法による血管新生関連因子発現の臨床的意義の検討

腫瘍の増大、浸潤にはそれに必要な新たな血管が必要(血管新生)であり血管新生を阻害することで腫瘍の縮小を試みた研究が近年注目されています。血圧を上げるホルモンの一種であるアンジオテンシンII (Ang II) は、受容体と呼ばれる作用するところに結合することで血管新生に関与していることが知られています。Ang IIが結合する受容体はいくつかの癌でその存在が報告されており、前立腺癌でも腫瘍と血管新生の関連があり、受容体の発現が予測されます。今回前立腺癌におけるAng II受容体発現及び関連した各種血管新生関連因子の発現と、前立腺癌における術後再発・生存を予測する予後因子の解析を検討しております。このため慶應義塾大学病院泌尿器科で1985年2010年までの間に根治的前立腺摘除術の手術を受けられた患者様の診療記録、画像、病理学的診断のデータ、手術で摘出した検体の一部を用いることがありますが、データは匿名化され厳重に管理されており、患者様の個人情報は一切公表されません。この研究につきまして、患者様から申し出ていただいた場合には、データを使用いたしませんのでご連絡下さい。

連絡先:慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 宮嶋哲
  電話03-5363-3825

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