関連施設で行っている特徴的な治療法

新しい尿道狭窄症治療

防衛医科大学校 泌尿器科学講座 堀口 明男先生

尿道狭窄症は交通事故や騎乗型損傷などの外傷、尿道カテーテル留置や経尿道的手術、尿道炎の後遺症として発症します。尿道の線維化、瘢痕化によって尿道内腔が狭くなり、排尿困難が出現します。重症化すると自力での排尿ができなくなり、適切に治療を行わないと尿路感染症や腎機能障害を併発する可能性があります。尿道狭窄症は泌尿器科医ならば誰でも遭遇する機会のある疾患ですが、頻度はさほど高くないため、十分な治療経験を積んだ医師が少なく、治療が充足していない疾患です。多くの泌尿器科医は尿道狭窄症に対して、尿道拡張術(尿道ブジー)や内視鏡的切開(内尿道切開)といった、比較的手技の容易な低侵襲治療を過剰に選択する傾向があります。しかしながら、低侵襲治療による症状の軽快は一時的なもので、高率に再発が起こります。低侵襲治療後の再発例や、本来低侵襲治療で対処すべきではない狭窄の長い例を根本的に解決する唯一の方法は尿道再建手術を行うことです。尿道再建手術とは、狭窄した組織を切除して、正常な尿道の再吻合をする、もしくは代用組織と置換える(狭窄が長くて再吻合できない場合)手術です。狭窄部分が長い場合の代用組織として、頬の粘膜(口腔粘膜)が欧米では標準的なマテリアルとなっておりますが、日本では口腔粘膜を利用した再建術はほとんど行われておりません。防衛医科大学校 泌尿器科学講座 堀口明男先生は国内でいち早く口腔粘膜を利用した尿道形成手術を導入しました。もちろん、代用組織を必要としない尿道再建手術も行っております。詳しい疾患の説明と治療内容につきましては、下記のリンクからホームページをご参照ください。

http://square.umin.ac.jp/impreza

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